事業所名

児童発達支援・放課後等デイサービスふぁみーゆ

作成年月日

令和7年3月31日

法人(事業所)理念

子どもたちの基本的人権を保障、一人一人の人間性や個性を尊重し、発達段階や障害の特性に応じた発達支援(療育)を行うことで、自立と社会参加ができる力を育む。

支援方針

子どもたちが安全で安心して過ごせる居場所となり、子どもたちにとって過ごしやすい環境の中で、学習や遊び、運動、体験活動などを通じて、自立と地域や社会の中で生きていく力を育み、成長していくことができるよう、そして、親御さんの悩みや不安が少しでも早く解消されるよう、サポートしていきます。

営業時間

営業日
・月曜日から土曜日
・祝日

休み
・日曜日
・8月13日から8月15日
・12月29日から翌年1月3日

開所時間
・平日     午前9時から午後6時
・土曜・祝日  午前9時から午後6時

サービス提供時間
・平日     午前9時から午後5時30分
・土曜・祝日  午前9時から午後4時30分

送迎実施の有無

送り迎えいたします(送迎あり)

本人支援

健康・生活

<健康状態の維持・改善>
・子どもの心身の健康の維持・増進のため、常に健康状態のチェックを行います。
・意思表示が困難であるこどもでも異変に気づけるよう、きめ細かな観察を行います。

<生活習慣や生活リズムの形成>
・睡眠、食事、排泄等の基本的な生活習慣を身に着ける支援を行います。
・調理体験等を通じて食を営む力の育成を行います。
・楽しく食事ができるよう、口腔内機能・感覚等に配慮しながら、咀嚼・嚥下機能、姿勢保持、手指の運動機能等の状態に応じた支援を行います。

<基本的生活スキルの獲得>
・「靴をそろえる」「うがいをする」「手を洗う」「荷物を片付ける」「トイレで用を足す(排泄)」「食事をする」など、基本的な生活スキルを獲得できるよう支援します。
・遊びや体験を通して学びが促進されるような環境を整えます。
・障害の特性に配慮し、時間や空間を本人に分かりやすく構造化します。

運動・感覚

<姿勢と運動・動作の基本的技能の向上>
・日常生活に必要な動作の基本となる姿勢保持、上肢・下肢の運動、動作の改善及び習得、筋力の維持や強化を支援します。

<保有する感覚の活用>
保有する視覚、聴覚、触覚、嗅覚、固有覚、前庭覚等の感覚を十分に活用できるよう、遊びや運動を通して支援します。
<感覚の補助及び代行手段の活用>

<感覚の補助及び代行手段の活用>
・保有する感覚を用いて情報収集や状況把握しやすくするよう、眼鏡や補聴器等を活用できるよう支援します。

<感覚の特性への対応>
・感覚の過敏や鈍麻といった感覚の特性を踏まえ、感覚の偏りに対する環境調整等の支援を行います。

認知・行動

<認知の特性についての理解と対応>
・一人一人の認知の特性を理解した支援を行います。
・こだわりや偏食等に対する支援を行います。

<対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得>
◆感覚の活用や認知機能の発達
・視覚、聴覚、触覚等の感覚を十分活用できるよう支援します。
・感覚から情報が適切に取得され、認知機能の発達を促す支援を行います。

◆知覚から行動への認知過程の発達
・取得した情報を上手く処理し、環境や状況を把握・理解できるように支援します。
・情報を的確な判断や行動につなげることができるよう支援を行います。

◆認知や行動の手掛かりとなる概念の形成
・物が持っている働きや特徴、形、色、音、大きい小さい、数、重さ、空間、時間等の概念の形成を図ることによって、それを認知や行動の手掛かりとして活用できるよう支援を行います。

※概念の形成
1,視覚、聴覚、触覚などの感覚器官を通して、様々な刺激を受け取ります。
2,受け取った刺激の中から、共通する特徴やパターンを見つけ出します。
3,共通する特徴やパターンを「概念」として脳内に取り込み、「リンゴ」「果物」「動物」などの言葉(言語ラベル)を付けて整理・理解します。
4,「これはリンゴ」「ここは自分の家」「ここは友達の家」などの概念が形成されることで、認知や行動の幅が広がります。

<行動障害への予防及び対応>
・感覚や認知の偏り、コミュニケーションの困難性から生ずる行動障害の予防及び適切行動への対応の支援を行います。

言語・コミュニケーション

<コミュニケーションの基礎的能力の向上>
・発達段階や障害の程度、本人の興味・関心等に応じて、コミュニケーション能力向上のための支援を行います。
・言葉によるコミュニケーションだけでなく、表情や身振り、各種機器等を用いて意思のやりとりが行えるようにするなど、コミュニケーションに必要な基礎的な能力を身に付けることができるよう支援します。

<言語の受容と表出>
・話し言葉や各種の文字・記号等を用いて、相手の意図を理解したり(言語の受容)、自分の考えや感情を伝える(言語の表出)ことができるよう支援します。

<言語の形成と活用>
・コミュニケーションを通して、事物や現象、自分の行動等に対応した言語の概念の形成を支援します。
・体系的な言語を身に付けることができるよう支援します。

※体系的な言語の基本的内容
音韻:音声の規則性や構造
文法:語や文の規則や構成方法
意味:語句や文が持つ意味の構造や関係性
談話:文を超えたより大きな単位での言語の構成と関係性

<人との相互作用によるコミュニケーション能力の獲得>
・他者と同じものを一緒に見て、関心を共有する能力(共同注意)の獲得を支援します。
・場面に応じた言動や対応など、人との関わり方についての学び等を含めたコミュニケーション能力の向上のための支援をします。

<コミュニケーション手段の選択と活用>
◆指差し、身振り、サイン等の活用
・指差し、身振り、サイン等を用いて、環境の理解と意思の伝達ができるよう支援します。

◆コミュニケーション機器の活用
・パソコン等のコミュニケーション手段を適切に選択、活用し、環境の理解と意思の伝達が円滑にできるよう支援します。

<状況に応じたコミュニケーション>
・場や相手の状況に応じて、主体的にコミュニケーションをとれるよう支援します。

<読み書き能力の向上>
・発達段階や障害の特性に応じた、読み書き能力向上のための支援を行います。

人間関係・社会性

<アタッチメント(愛着)の形成と安定>
◆アタッチメント(愛着)の形成
・子どもが基本的な信頼感を持つことができるよう、環境に対する安心感・信頼感、人に対する信頼感、自分に対する信頼感を育む支援を行います。

◆アタッチメント(愛着)の安定
・自身の感情が崩れたり、不安になった際に、大人が相談にのることで、安心感を得たり、自分の感情に折り合いをつけたりできるよう「安心の基地」の役割を果たせるよう支援します。

※〈安心基地〉とは、不安や心配などがないときでも、安心感を得られる基地(大人・人)のこと。
※〈安全基地〉とは、何か嫌な気持ちになっても、「この人が必ず守ってくれる/自分は守られている」という信頼感を得られる基地(大人・人)のこと。

<情緒の安定>
・感情や気持ち、生理的な状態像に関心を持ち、その変化の幅を安定させることに興味を持つことができるよう援助します。
・変化の幅が小さく安定した情緒の下で生活ができるよう支援します。

<他者との関わり(人間関係)の形成>
・他の人の気持ちや意図の理解ができるよう支援します。
・他の人からの働き掛けを受け止めそれに応じたり、場に応じた適切な行動ができるように支援します。

<遊びを通じた社会性の促進>
◆模倣行動の支援
・遊び等を通じて人の動きを模倣することにより、社会性の発達や対人関係の構築を支援します。

◆感覚・運動遊びから象徴遊びへの支援
・感覚機能を使った遊びや運動機能を働かせる遊びから、見立て遊びやつもり遊び、ごっこ遊び等の象徴遊びを通して、社会性の発達を支援します。

◆一人遊びから協同遊びへの支援
・一人遊びの状態から並行遊びを行い、大人が介入して行う連合的な遊び、役割分担したりルールを守って遊ぶ協同遊びを通して、社会性の発達を支援します。

<自己の理解と行動の調整>
・自分の行動の特徴を理解できるよう支援します。
・成功体験などを通じて、自己を肯定的に捉えられるよう支援します。
・気持ちや情動を調整し、状況に応じた行動ができるように支援します。

<仲間づくりと集団への参加>
・集団に参加するための手順やルールが理解できるよう支援します。
・遊びや集団活動に参加できるよう支援します。
・共同活動を通じて、相互理解や互いの存在を認め合いながら、仲間づくりにつながるよう支援します。

家族支援

<アタッチメント(愛着)の安定>
・子どもの信頼感を育むとともに、子どもの感情や不安に寄り添い、家族や周囲の人と安定した関係を継続するための支援を行います。

<家族からの相談に対する適切な助言等>
・家族の子育てに関する困りごとに対する相談援助を行います。
・子どもの発達上のニーズについての気づきの促しとその後の支援を行います。
・子どもの支え方や食事のとり方等の具体的な介助方法についての助言や提案を行います。
・保護者同士の交流の機会を提供します。
・きょうだいに対する相談援助を行います。

<障害の特性に配慮した家庭環境の整備>
・子どもの発達状況や特性の理解に向けた相談援助を実施します。

移行支援

<放課後児童クラブ等への移行支援、ライフステージの切替えを見据えた将来的な移行に向けた準備>
・具体的な移行先との調整を行います。
・移行先と支援方針や支援内容の共有を行ったり、子どもの状態や親の意向、支援方法についての伝達を行います。
・家族への情報提供を行います。
・進路や移行先の選択について、本人や家族への相談援助を行います。

<放課後児童クラブ等と併行利用している場合における併行利用先との連携>
・併行利用先と、子どもの状態や支援内容の共有を行います。
・併行利用の場合の利用日数や利用時間等の調整を行います。

<同年代のこどもをはじめとした地域における仲間づくり>
・地域の学校や放課後児童クラブ、児童館、地域住民との交流の機会を作ります。

地域支援・地域連携

・保育園や学校と連携し、屋内外での様々な活動を通じて、遊びや体験、交流の場を広げるサポートをしています。
・保育園や大館市役所、(基幹)相談支援センターなどと連携し、子どもが適切な支援を受けられるようにします。

職員の質の向上

・事業所内での研修会や勉強会を開催しています。
・大館市児童発達支援センター(ひまわり)や障害児支援関係団体が実施する研修等への参加を行っています。
・強度行動障害支援者養成研修など外部研修への参加の機会を設けています。

主な行事等

年間を通して、季節に応じた行事を行っています。

・入園、入学、進級お祝い会
・こどもの日
・七夕
・夏祭り
・ミニ遠足
・ハロウィン
・クリスマス会
・お正月お楽しみ会
・豆まき(節分)
・ひなまつり
・お別れ会
・誕生日会